【初日速報】重永亜斗夢と金亨成が首位!
宍戸ヒルズで育った堀川未来夢と地元期待の星野陸也がトップと1打差の3位タイ

「これだけの好条件の宍戸はあまりないのでは」。こんな言葉をテレビ中継のアナウサーが発するほど、日本ゴルフツアー選手権には珍しく好スコアが続出した。アンダーパーフィニッシュは56人。5アンダーでトップに並んだのは重永亜斗夢と金亨成(キムヒョンソン)だ。
上写真:5アンダーで首位タイの重永亜斗夢

国内開幕戦でツアー初優勝を遂げた重永は、その後5試合連続で予選落ち。先輩の谷口からは、「海外の招待選手みたいやな。1回だけ優勝して賞金が変わらんの?」と言われたエピソードを披露。「優勝後は色々と考えることが増え、うまくかみ合ってなかった」という。今週に入り「パターを変えてかみ合ってきた。ショットも曲がっていないのでいい方向にいっている」と復調に向けて首位タイスタートを切った。

宍戸ヒルズカントリークラブで育った若手が上位につけた。一人は4アンダーの3位タイの堀川未来夢。「高校生くらいから何度もまわらせていただいていて、大好きなコースの一つ」と話す堀川はノーボギー、4バーディでラウンド。スコアを落とす連取が多い17番、18番を連続バーディで締めた。「去年より飛距離も伸び、アイアンの精度も自分の中では良い方」と手応えを感じている25歳の堀川。ジュニア時代から腕を磨いてきたコースで、プロとしての躍進を狙う。


トップと1打差の3位タイにつけた堀川未来夢

もう一人の若手は地元・笠間市出身で22歳の星野陸也だ。「調子は良い。あとはいつも通りの自分のプレーをするだけ」と星野。キャディを務めるヒルズゴルフアカデミーの上遠野俊昭プロとの相性も抜群のようで、「中学時代から知っている方なので、リラックスしてラウンドできる。グリーンの読みもバッチリでした」と話した。上遠野プロも「飛距離も出るし、ゾーンに入ると素晴らしいプレーをする」と昨年からさらに成長した星野を賞賛。念願のツアー初優勝に向けて、初日は好スタートを切った。


星野陸也(右)とキャディを務めるヒルズゴルフアカデミーの上遠野俊昭プロ

3位タイの4アンダーには堀川、星野を含め7人、3アンダーには13人が並ぶ混戦模様。明日もさらにスコアを伸ばす選手が続出するのか?それともツアー屈指の難コースと言われる宍戸ヒルズでスコアは伸び悩むのか?明日2日目の第1組は6時20分にスタートする。

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