【最終日結果】2位に4打をつける圧勝で南アフリカのショーン・ノリスが日本メジャー初制覇!

「こんなに良いスコアが出るとは思わなかった」と表彰式で語った青木功会長。優勝したショーン・ノリス(南アフリカ)は、青木会長が開幕前「無理だと思う」と語っていた二桁アンダーに乗せるどころか、13アンダーまでスコアを伸ばした。
「今日は自分の思い通りのプレーができた」とホールアウト後に語ったノリス。2番、4番、5番と序盤からバーディを積み重ねた。9番でボギーを叩いたが、サンデーバックナインが圧巻だった。10番ホールで「完璧に打てた」と7番アイアンで放った185ヤードの2打目がカップイン。イーグルを奪うと、11番、13番でもバーディを奪い後続を突き放した。そして最終ホールも約6メートルのパットを見事に沈めバーディ。13アンダーまでスコアを伸ばし、2位に4打差をつけ圧勝した。


18番ホールでバーディを決め、ギャラリーの歓声に応えるショーン・ノリス

南アフリカの世界メジャーチャンプであるアーニー・エルスと懇意にしているノリス。エルスに教わったことで最も役だったこととして「我慢すること」をあげた。日本ツアーで最も難しいとプロが口を揃える宍戸ヒルズカントリークラブは、我慢できずにスコアを崩すプロが毎年続出。「我慢」を覚えたノリスには、このコースが合っていたのかもしれない。
優勝したノリスは全英オープンとWGCブリヂストン・インビテーショナルの出場権を獲得。「日本ツアーのレベルの高さを世界に見せつけたい」と意気込んだ。2位には9アンダーで韓国のスンス・ハンが入った。


青木功会長(右)と一緒にトロフィーを持つショーン・ノリス

日本人で最高位に入ったのは、2013年の覇者である小平智だった。最終日、6バーディ、1ボギーと、難コース・宍戸で5つスコアを伸ばした。「ここで初優勝した時より成長していると思う。今日の結果はこれからの試合にもつながっていくと思うので、まずは再来週の全米オープンでひと暴れしたい」と、心強いコメントを残しコースを後にした。

最終日の結果はこちら
http://www.jgto.org/pc/TourLeaderboard.do?&year=2017&tournaKbnCd=0&conferenceCd=44&round=6

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